刺し子・藍染・美術館・街めぐりなどなど


by asagiya
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紫・古道具、その行き先


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昨日から、染色史家 吉岡幸雄さんの映画「紫」がはじまりました。
渋谷イメージフォーラム

題名の紫は、吉岡さんの好きな色だそうです。
藍・紅花・キハダ・紫根の色をめぐり、吉岡さんの工房京都、奈良、伊賀などをドキュメントでおっていく映画です。
染めの技術的なことはありませんが、自然の植物で染色していくむずかすさ、吉岡さんのこだわりが伝わってくる映画でした。
日本の色が美しい映像で映し出され、引き込まれました。
映画に出てきたお水とりは、2011年に撮影されたものだそうで、私が初めてお水とりを見に行った年のものだと知り、東日本大震災の数日前だったことを思い出しました。
染色をとおしても、日本・地球のおかれている状況をあらためて考えさせられました。

「古道具その行き先」
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渋谷 松濤美術館 ~11月25日(日)
「ひとりよがりのものさし」の本で坂田さんのことをしりました。
このようなたくさんの展示品を見るのは初めてでした。
見方によって、ガラクタにみえるものも 使いこまれた美しさで工芸品ともなることがわかる展示会です。
この紙一重のところを見極める審美眼をもつのは なかなか難しいです。
展示品の中に、おじいさんの封筒がありました。
まえに聞いた話では、これを作られたおじいちゃんがなくなったときたくさんの封筒が遺品ででてきて、ご家族が捨てようというときに、お孫さんが引き取られて、その封筒の美しさが認められ本にもなったそうです。
その封筒は、ほんとうに紙を大切にきちんと作られていて おじいちゃんの人柄がにじみでて味のある封筒でした。

昔の人は、紙を大事にして夫の母も広告をメモ帖にし、包装紙を表紙にしてノートを作っていました。
私がみるものは、どうしても布に眼がいってしまうのですが、なかでもたくさんの砂糖のしぼり袋にひかれました。何年も使いこまれた砂糖袋、袋が良い色に変色して 出そうと思ってもでない色、継ぎあて、タペストリーにしても素敵です。
by asagiya5 | 2012-10-21 18:24 | 美術館 展示会 | Comments(0)